生前贈与をするなら年始が良いのか、年末が良いのか?
生前贈与をするなら年始が良いのか、年末が良いのか、どちらが正しいと思いますか?
1月1日から12月31日までの贈与額に応じて贈与税がかかるのだからどっちでも一緒だという意見もありますが、、、
結論から言うと、年始に贈与した方が良いです。
なぜなら、相続で財産を得た人が、被相続人の死亡の日からさかのぼって3年以内に贈与を受けていた場合には、その価額を相続税の課税価格に加算することになるからです。これを「相続税の生前贈与加算」といいます。もちろん年末に贈与しても、その日から3年を超えて贈与者が生存していれば問題ないですが、人間はいつ死亡するかわかりません。年始のうちに贈与を実行した方が、リスクを最小限にとどめることができます。
生前贈与に関することでもうひとつ注意しておきたいのが、名義預金です。名義預金というのは、例えば孫の名義で預金口座を開設し、そこにおじいさんがお金を預金しておくような場合です。これは贈与ではなく、単に孫の預金名義を使っているだけだとみなされます。相続の際に税務署に目を付けられるポイントなので気を付けてください。
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